ずっと気になっていたQBハウスにトライ
先日「10分カット」「1000円カット」とも呼ばれる美容室「QBハウス」に初めて行ってきました。
私自身、以前からかなり興味があったのですが、1度も行ったことがなく、ついにこの間初めて体験することができました。この記事では、その感想とメリット・デメリットをまとめていきたいと思います。
そもそもQBハウスとは?
QBハウスとは?
QBハウスは、「10分カット」「1000円カット」と呼ばれる業態の美容室です。
なお、当初の「1000円カット」から値上げがされており、2023年10月現在で価格は1,350円でした。
QBハウスの特徴
QBハウスにはいろいろな特徴がありますが、代表的なものとしては以下などが挙げられます。
- 所要時間約10分、1350円(※2023年10月現在)の短時間・低価格でカットが完了する。
- 店頭の赤、黄、緑のランプにより店内の混雑状況が一目で確認できる。(緑→すぐ切ってもらえる、等)
- シャンプーを使わない。カット後の髪は掃除機のような吸引用のマシンで吸い込み、回収する。
- カット用のスペースがひとまとまりのユニットになっており、施術エリアが狭い範囲で完結しているため、店内が省スペース。
このように、QBハウスは時間効率やコストパフォーマンスなどの面に特化した美容室となっています。
筆者が持っていた前情報
上記はQBハウスのホームページ等の内容をまとめたもので、後から情報収集したものになります。
私がQBハウスを体験する前に持っていた印象としては、店舗の近くを通りがかった時に中の様子をなんとなく確認して、「黙々とカットしているなあ」と感じる程度でした。
また、YoutuberのヒカキンさんがQBハウスを体験する動画を公開しており、それを見たことがありました。
動画を通して”ただスピード重視でカットするだけではなく、お客さんの要望に沿ってカットしてくれる”、”髪の毛を吸い込むマシンなど、効率化によるスピードアップを図っている”などのことについて知りました。
実際行ってみての感想
ここからは、筆者が実際にQBハウスで体験した内容とその感想を綴っていきます。
なお、この時は某ショッピングモール内の店舗に入店しました。
入店〜順番待ち
ショッピングモール内の店舗だったので、他のお店も見つつQBハウスの近くを通った時にお店の様子を確認していました。店内をしっかり確認しなくても店先の3色ランプでお店の混み具合がわかるので、お店に入るタイミングを測りやすく安心できました。最初にお店の様子を確認したタイミングで黄色のランプがついていたので、入店しました。
店内は必要最低限の広さという感じで、2名の店員さんが他のお客さんのカットをしていました。店員さんはこの2名のみのようでした。通常の美容室ならアシスタントの方がいるものですが、店内の設備やシステムの効率化によって最小限の人数でカバーできるようになっているようです。
入店すると、券売機で券を購入しました。購入した券には番号が記載されており、その番号順に呼び出されます。ラーメン屋と役場・銀行のミックスみたいな感じです。呼び出されるまではベンチエリアで並んで待機していました。
この辺りの流れは店頭の看板に説明書きがされていたので、その通りに行動しました。
呼び出し〜ヒアリング
私の前に一人待っているお客さんがいましたが、その方はすぐに呼び出され、ほどなくして私の番号も呼び出されました。
呼び出された店員さんにチケットを渡し、荷物類は鏡と一体化しているロッカーのような場所にしまい、座席に着席しました。
通常の美容室では最初にできあがりのイメージのヒアリングをされると思うのですが、QBハウスでも同じように「今日はどのようにしますか?」といったことを店員さんに聞かれました。想定できる出来事ではあったのですが、ここで私は固まってしまいました…というのも実は私はここ数年、ずっと友達に髪を切ってもらっていたため、「いつもの感じでお願いします」という頼み方しかしてきておらず、「どのようにしますか?」に対してどう返して良いかわからなかったためです。
これまでずっとツーブロック気味に仕上げてもらっていたのでそうしてもらいたいことをなんとか伝えようとしたのですが、結果としてはこれまで通りに仕上げてもらうことは諦めました…
これは店員さんの理解力がどうこうという話ではなく、単純に「この部位は◯cm切ってください」という指示だと、「通常の髪質だと変な感じになっちゃうと思いますよ」と言われてしまい、「これは自分の指示の仕方が間違えているかもしれない…」と思ったためです。
QBハウスでは様々な髪型に切ってもらうことは可能だと思います。ただ、希望の髪型にしてもらうためには自分で正確に指示を出す必要があります。店員さんも流動的なようで指名制度もなさそうなので、難しい髪型をオーダーした上で、「店員さんのセンスでいい感じに仕上げてください」というのはなかなか難しいのかもしれません。
結局、「全体的に2cmくらい切る感じでお願いします」みたいな感じでお願いして切ってもらうことになりました。
カット
カットはあっという間でした。
通常の美容室のカットとほぼ同じ流れでカットされていくのですが、各部位サクサクと進んでいきます。通常の美容室では1つの部位でも少しずつ、何度もカットしていく感じですが、QBハウスのカットは思い切りがいいというか、各部位が少ないカットのセット数で進んでいくようなイメージです。
途中、「こんな感じでどうでしょうか?」と聞かれることもあり、スピード重視でありつつも仕上がりが意識されていると感じました。
また、今回がたまたまそうなだけかもしれませんが、施術時間が短いこともあり美容室でよくある店員さんとの世間話の時間は全くありませんでした。
例の、掃除機のような吸引用のマシンも体験しました。普通ならスタイリストさんに手で払ってもらったりドライヤーを使ったりして切った後の髪の毛を落としていきますが、吸引用のマシンだと切った後の髪が頭に残りにくいような気がしました。
完了後
「10分カット」の触れ込み通り、10分程度でカットが完了しました。
オーダー通り、全体的に短くしてもらうことができていると感じました。
ワックスなどはつけないので、通常の美容室でよくある、最後にワックスをつけてもらってセットのコツを教えてもらうような時間もありません。
普段ワックス等で髪をセットしている場合はワックスなしの状態での仕上がりとなるので、帽子等を準備しておき、退店後に被る等するのが良いかもしれません。
使ってみて感じたメリット・デメリット
以上が利用した際の様子と感じたことになりますが、私が実際に使ってみて感じたメリット・デメリットをまとめてみようと思います。
メリット
メリットとしては、以下が挙げられるかなと思います。
- 価格が安い
- 施術の時間が短い
- 事前の予約が必要ない
デメリット
私が感じたデメリットは以下の通りです。
- オーダーの仕方に気をつける必要がある
- いつも同じ店員さんに切ってもらえるとは限らない
- カット以外の施術(シャンプーやワックスでのセット等)はしてもらえない
QBハウスに定期的に通いたいと思ったか?
QBハウスを経験してみて今後も通いたいと思ったかですが、私の回答としては、「今後も通いたい」です。
理由としては、なんといってもコストパフォーマンス・タイムパフォーマンスの高さです。
また、オーダーの仕方は難しいですが、うまくオーダーできれば担当者の方が高い技術でその通りに仕上げてくれるというのも魅力的に感じたためです。
さらに、私は普段はテレワーク中心であり直接人と接する場面が少ないため、美容室でバッチリ仕上げる必要がないというのも理由の一つとして挙げられます。
いずれにしても、QBハウスの特徴の多くが私にとって魅力的であり、またQBハウスでカットすることのデメリットが私にとってはそこまで重大な問題ではないということで、私の趣向には合っていると思いました。
QBハウスはどんな人におすすめか?
ここまで書いて、結局QBハウスはどんな人におすすめなのかと考えてみると、以下のような人にはお勧めできるかなと思います。
- 仕上がりの完成度よりも価格や施術時間の短縮を求める方
- 髪型のオーダーを自分で適切に伝えられるという方
- カットしてくれる店員さんに強いこだわりがない方
全ての方におすすめできるというわけではありませんが、ヘアカットで重視する項目が一致するという方は、ぜひQBハウスを利用してみてください。